感染猫
最も効果的な予防法は、感染猫との接触を断つことです。猫の室内飼育を徹底すること、検査による感染猫の検出と隔離が、最も効果的であることがわかっています。
ワクチン
接触を断つ予防法が徹底できない場合、ワクチンを使用するという選択肢もありますが、このワクチンは米国内で認可されているもので、わが国では未だ使用できません。また、ワクチンの効果についても完全とは言えないので、いずれにしてもワクチンですべて予防するという訳にはいきません。
環境の消毒
家庭内に感染猫がいる場合には、咬み合わない限り感染の機会はきわめて少ないと言えますが、一般的な衛生管理として、石鹸やアルコールで手を洗い、人間がウイルスを運ばないようにします。感染猫の使用した敷物などは廃棄したり洗濯します。
人間や他の動物への影響
FIVが人間を含めた他の動物に感染するという証拠はありません。試験管内の試験でも、FIVは人間の細胞に感染しません。万一感染猫に咬まれても、人間が感染する恐れはないと考えられています。 |