病院で猫の診察をしていると、なぜこんなに病気の猫が来るのだろう、と思うことがあります。もちろん、病院だから病気の猫が来るのですが、老齢猫の病気は別にして、比較的若い猫の病気が多いのです。うちでも今5頭の猫がいますし、これまでも常に複数の猫が常にいました。しかしながら、腎不全のような老齢期の病気は10歳以降に出たことはありますが、ふつう7歳ころまでは、室内飼育の猫は病気をしないのです。猫を家庭に迎えたら、3つのことに気をつけてみてください。食事を獣医師が推奨する良質なものにする。室内飼育でしかもストレスを避けた生活を送らせる。ワクチン接種は適切に行い、ウイルス検査も行う。この3つの柱で、若いうちの猫の病気はぐっと減るはずです。室内生活では猫の頭数、猫同士のおりあいに気を付け、ストレスがかからないように特に注意しましょう。 |
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